はちみつは本当に太るのか?適量を守れば問題なし

2024/08/07

はちみつは本当に太るのか?
適量を守れば問題なし

「はちみつは太るのか?」この問いにはいまだはっきりとした回答が得られていません。
太るとも言えるし太らないとも言えます。それは食べる量やタイミングによって状況が異なるからです。
今回は、なぜ「はちみつが太る」と言われるのかその理由や、うまく活用して健康維持に役立てる方法などをご紹介します。

はちみつは太るのか?

「はちみつは太る」と言われる理由は、その高カロリー性にあります。はちみつのカロリーはスプーン1杯(約20g)で約60kcalですが、同じ1杯の砂糖(約16g)よりも比重が重いので高カロリーです。
しかし、100g当たりの比較では砂糖384kcal、はちみつ329kcalとなるため、はちみつの方がカロリーは少ないのです。
そのため、砂糖の代わりにはちみつを使う際、同じ量で使えば太るかもしれませんが、はちみつは砂糖よりも甘さが強いため、砂糖と同じ甘さには少ない量で済みます。
そのため、結果的には砂糖よりもさらに低カロリーになるでしょう。
また、はちみつは、ビタミンB群、ビタミンC、鉄分、カリウムなど、体に必要な栄養素を豊富に含んでいます。これらの栄養素は、私たちの健康と美容に対する有益な効果をもたらします。
一方、砂糖は精製されており、栄養価はほとんどありません。 はちみつを食べてどの程度太るかは、その他の食事内容や運動量、個々の体質にも大きく左右されます。
日々の運動量が少なく、カロリー消費が不足している場合や全体的に食事量が多い場合は、はちみつを食べることで太る可能性があります。
しかし、これははちみつに限った話ではありません。 いくつかの研究では、はちみつを摂取したグループとそうでないグループで体重に有意な違いは見られなかったと報告されています。
つまり、はちみつが必ずしも体重増加を引き起こすわけではないことが示唆されています。


はちみつのメリット

はちみつは、適量さえ守ればさまざまな効果を得られることができます。以下にその主なものを挙げてみます。


2-1. 消化促進

はちみつには消化促進に関わる以下のような成分が含まれています。
酵素:はちみつにはアミラーゼやカタラーゼといった酵素が含まれており、食べ物の消化を助ける働きがあります。
フラボノイド:はちみつに含まれるフラボノイドは、消化器官の健康をサポートし、消化を促進する効果があるとされています。
オリゴ糖:はちみつにはオリゴ糖が含まれており、腸内の善玉菌の増殖を促し、消化をスムーズにする効果があります。
はちみつは、これらの成分の組み合わせにより消化器官の健康をサポートし、食べ物の効率的な消化を助けています。

2-2. 美容

はちみつには美肌に良いとされるさまざまな成分が含まれています。主な美肌成分として以下が挙げられます。
ビタミンC:はちみつにはビタミンCが含まれており、肌のシミやくすみを防ぐ効果があります。また、ビタミンCはコラーゲンの生成を促進し、肌の弾力性を保つのに役立ちます。
ポリフェノール:はちみつに含まれるポリフェノールは強力な抗酸化作用を持ち、肌の老化を防ぐ効果があります。また、ポリフェノールは肌の保湿効果も促進します。
アミノ酸:はちみつに含まれるアミノ酸は、肌の保湿効果を高め、肌を柔らかく保つ働きがあります。
ミネラル:はちみつにはカリウムやマグネシウムといったミネラルが含まれており、肌の保湿や栄養補給に役立ちます。

2-3.脂肪燃焼

太ると言われるはちみつですが、実は脂肪の燃焼を促進する成分が含まれています。
フラボノイド:はちみつに含まれるフラボノイドは、脂肪細胞の蓄積を抑制し、脂肪燃焼を促進する効果があります。
フルクトース:はちみつに含まれるフルクトースは脂肪酸合成を抑制し、脂肪の分解や燃焼を促進する効果があるとされています。
アミノ酸:はちみつに含まれるアミノ酸は代謝を活性化させ、脂肪燃焼を助ける効果があります。
しかし、脂肪燃焼効果は個人差や摂取量によって異なるため、適量を守って摂取することが重要です。
また、はちみつを単体で摂取するだけでなく、バランスの取れた食事と適度な運動を併せて行うことが大切です。


はちみつを摂取するタイミング

はちみつを摂取するタイミングも太るかどうかにかかわる重要なポイントです。


3-1. 食事前と食事後の違い

はちみつを食事前に摂取すると過食を防ぐ可能性があります。一方、食事後にはちみつを摂取すると、デザート感覚で満足感を得られるため、間食を防ぐことにつながるでしょう。

3-2.空腹時に食べるべきか?

空腹時にはちみつを摂取するとすぐに血糖値が上昇するため、エネルギー補給として効果的ですが、やはり食べ過ぎるとカロリーオーバーとなって逆効果です。

3-3.夜に食べると太る?

日頃から夕食後や寝る前に空腹感を感じるという人の場合は、はちみつを摂取することで感じにくくなるかもしれません。
しかし、もともと夕食後には何も食べていないという人がはちみつを食べると、1日のカロリーを超えてしまうことになるため注意が必要です。

はちみつの適量とは?

はちみつの適量は、その人の体重や運動量、食事内容などによりますが、一般的には一日にスプーン1〜2杯程度とされています。
過剰に摂取すると、血糖値の急上昇や太るリスクが高まります。
一方で、適量を守り、バランス良い食事と適度な運動を続けることで、はちみつは健康的な生活をサポートします。
日頃砂糖を使用している人なら、はちみつに置き換えてみるというのがおすすめです。

はちみつは適量を守れば太る心配は無い?

守れば太る心配は無いはちみつが太るか太らないかは、バランスの良い食生活を心がけ、適量の摂取次第ということがわかりました。
武州養蜂園では、質の高いはちみつを取りそろえています。ぜひ日々の健康的な生活の維持に役立ててください。