はちみつの栄養成分とは?体によいのは本当?

2023/12/13

はちみつの栄養成分とは?

体によいのは本当?

はちみつに栄養はないのでは?と考える方にぜひ読んでいただきたい内容です。
はちみつの栄養素はほとんどが糖類ですが、白砂糖と比較すると優れている点が多いのが特徴です。
今回は、はちみつの栄養成分表をもとにメリットをご紹介します。

はちみつの栄養成分表

成分名 単位
廃棄率 0
エネルギー 329 kcal
1397 kJ
水分 17.6 g
たんぱく質 アミノ酸組成によるたんぱく質 (0.2) g
たんぱく質 0.3 g
脂質 脂肪酸のトリアシルグリセロール当量 - g
コレステロール (0) mg
脂質 Tr g
炭水化物 利用可能炭水化物 利用可能炭水化物(単糖当量) 75.3 g
利用可能炭水化物(質量計) 75.2 g
差引き法による利用可能炭水化物 81.7 g
食物繊維総量 (0) g
糖アルコール - g
炭水化物 81.9 g
有機酸 0.3 g
灰分 0.1 g
無機質 ナトリウム 2 mg
カリウム 65 mg
カルシウム 4 mg
マグネシウム 2 mg
リン 5 mg
0.2 mg
亜鉛 0.1 mg
0.04 mg
マンガン 0.21 mg
ヨウ素 Tr μg
セレン 0 μg
クロム 1 μg
モリブデン 0 μg
ビタミン ビタミンA レチノール (0) μg
α-カロテン 0 μg
β-カロテン 1 μg
β-クリプトキサンチン 0 μg
β-カロテン当量 1 μg
レチノール活性当量 0 μg
ビタミンD (0) μg
ビタミンE α-トコフェロール 0 mg
β-トコフェロール 0 mg
γ-トコフェロール 0 mg
δ-トコフェロール 0 mg
ビタミンK 0 μg
ビタミンB1 Tr mg
ビタミンB2 0.01 mg
ナイアシン 0.3 mg
ナイアシン当量 (0.4) mg
ビタミンB6 0.02 mg
ビタミンB12 0 μg
葉酸 7 μg
パントテン酸 0.12 mg
ビオチン 0.4 μg
ビタミンC 0 mg
アルコール - g
食塩相当量 0 g

出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

1-1. 炭水化物

炭水化物として表示されているのがはちみつの糖分であるブドウ糖と果糖です。この栄養成分表からもわかるように、はちみつの栄養素のほとんどが糖分です。
白砂糖に含まれるショs糖と比べてブドウ糖はすぐに体内に吸収されやすいという特徴があります。これははちみつが花の蜜を体内で一度ブドウ糖に変えてくれている証しでもあります。



1-2. たんぱく質

わずかではありますが、はちみつの栄養素にはたんぱく質も含まれています。
このはちみつのたんぱく質の正体はミツバチの唾液に含まれる酵素で、料理の際に肉を柔らかくする成分としても利用されます。



1-3. ビタミンとミネラル

はちみつの栄養素には種類豊富なビタミンやミネラルが含まれているのも特徴です。バランスのとれた配合はまさに自然の恵みと言えるでしょう。



はちみつのカロリー

栄養成分表でははちみつ100gあたりのカロリーが表示されていますが、大さじ1杯分に換算すると約49キロカロリーとなります。
上白糖は、大さじ1杯で約59キロカロリーのため、同じ量でもはちみつのほうがローカロリーであることがわかります。

はちみつの健康上のメリット

はちみつの栄養素がもたらす健康上のメリットには以下のようなものがあります。


3-1. エネルギー補給

ブドウ糖は多くの果物や野菜に含まれる自然な糖です。
はちみつの栄養素として多く含まれるブドウ糖は体内で迅速に吸収され、血糖値を急速に上昇させることによりエネルギー供給が素早く行われるため、体の組織がエネルギー不足の際に利用できます。

3-2. 抗菌作用

一般的にはちみつは、抗菌性を持つ成分を含んでいるため、喉の痛みを和らげる効果が期待されます。特にはちみつを含んだ温かい飲み物は、のどの炎症を和らげるのに役立つとされています。

はちみつの注意点

栄養価の高いはちみつですが、いくつか注意点もあります。


4-1.1歳未満の乳児には与えない

1歳を過ぎていれば問題ありませんが、1歳未満の乳児は腸内でボツリヌス菌を分解する機能が未発達のため、ボツリヌス症を引き起こすことがあります。
ボツリヌス症は重篤な病気であり危険ですから、1歳未満の乳児には蜂蜜を与えないでください。

4-2. 保存方法に注意する

いくら栄養価の高いはちみつでも、しっかりと正しい方法で保存する必要があります。
直射日光を避け、常温保存が基本となります。密封容器を使用することで湿気や空気が蜂蜜に侵入するのを防ぐことができます。
通常はちみつは、水分量が非常に少なく糖分が高いため、保存がききやすい食品ではありますが、はちみつと書かれていても加工されている場合などは水分量が多くなっていることがあります。はちみつ100%であることを確認した上で購入してください。

4-3. 食べ過ぎに注意

栄養価が高いと言われるはちみつですが、そのほとんどが糖分ですから1日大さじ1杯程度が限度となります。ほかの糖分とうまく併用して健康的な摂取量を守ってください。

栄養価の高いはちみつを活用しましょう

白砂糖と比較して低カロリーでビタミンやミネラルといった栄養素も含まれているはちみつを日常の料理などに積極的に取り入れるのがおすすめです。
武州養蜂園では、質の高い純粋はちみつを各種取りそろえていますので、ぜひご利用ください。