2023/09/06
はちみつとシナモンの組み合わせが注目を浴びていることをご存じでしょうか?はちみつは単体で抗菌炎症作用や疲労回復効果などがあると言われていますし、シナモンも古くから胃腸薬や防腐剤として活用されてきた歴史があります。この2つの食材を組み合わせると効果が高いというのは本当かどうか検証してみました。
目次
はちみつとシナモンは単体でも体に良い影響を与えることがあることが知られていますが、この2つの食材を合わせるとさらに相乗効果が生まれるという話を耳にしたことはありませんか?海外ではちみつとシナモンを合わせると相乗効果が得られるという研究結果があることを発表した博士がおり、注目される組み合わせとなりました。しかし、実際のところはその研究結果が本当に正しいのかどうかはっきりしていませんし、仮に正しかったとしても1度の研究結果だけでは判断できないのではないでしょうか。また、はちみつとシナモンを合わせて効果が倍増するといった研究結果は今のところ出ていません。そこで今回は、はちみつとシナモンそれぞれの健康効果について真偽などを確認していきたいと思います。
シナモンは漢方薬にも使用されており、さまざまな健康効果があると言われています。ただし、シナモンを大量に摂取すると消化器系のトラブルを引き起こす可能性があるほか、アレルギー反応を引き起こすこともあるので注意が必要です。健康上の問題を抱えている場合には、医師に相談してください。
シナモンは血糖値を安定させる効果があるのではないかという実験結果では、一部の人に高い効果が認められたというところまではわかっているようです。
シナモンにはポリフェノールの一種である強力な抗酸化物質が含まれており、体内の細胞をダメージから保護する役割を果たします。これにより、炎症や慢性疾患のリスクを低減する効果が期待できると言われています。
古代エジプトのミイラづくりでも使用されていたように、シナモンには抗菌作用があり、菌やカビの増殖を抑えます。しかし、これについては人間の体内で抗菌作用を発揮するのかどうかという研究結果が得られていない状況です。
シナモンを摂ると胃酸の分泌が増えると言われています。実際に胃腸薬にシナモンを使用しているケースも多く、この場合は「シナモン」ではなく「ケイヒ(桂皮)」と表示されています。
シナモンに含まれる物質が、毛細血管の修復を助けることがわかっています。これにより、滞っていた血流を促し、栄養素や水分を体中に届けることができます。
大根から水分が出るので、そのままなめるという方法でも良いのですが、水やお湯、炭酸水で割ると飲みやすいです。 それ以外には、紅茶、ホットミルクに入れる、レモンを入れる、しょうがやりんごのすりおろしと合わせるなどがおすすめです。
はちみつには抗菌作用があり、炎症を軽減する働きもあります。そのため、のどの痛みを緩和することができると言われています。
はちみつのほとんどが糖分から成るため、即効性のエネルギー補給となり疲労回復に役立ちます。スポーツ後や体力が低下した時にはちみつを摂取することで、体力を回復させることができます。
それでは単独でも様々な効果を持つと言われているはちみつとシナモンを合わせて手軽に摂るための方法をいくつかご紹介します。
レシピというほどのものではありませんが、やはりはちみつとシナモンを同時に摂るためにおすすめな方法です。プレーンヨーグルトにお好きな量のはちみつとシナモンパウダーを振れば完成です。
紅茶にはちみつとシナモンを入れて飲むと香りも引き立って美味しくいただけます。先にはちみつとシナモンを混ぜてから紅茶に入れるのがうまく溶かすコツです。最初は紅茶1杯に対してはちみつ大さじ1弱、シナモンは小さじ1/2程度で作ってみて、お好みに合わせて調整してください。
スムージーはどんな果物でも良いのですが、ここでははちみつやシナモンと相性の良いバナナスムージーの作り方をご紹介します。
こちらも作り方というほど難しいものではなく、食パンをトーストした上にはちみつとシナモンをかければできあがりです。トーストをバタートーストにしても良いかもしれません。
はちみつとシナモンを組み合わせると健康効果が高まるのかどうかはいまだはっきりとした結論が出ていませんが、それぞれ単体で様々な効果があることはわかっています。日々の生活にうまく取り入れて美味しくいただいていきましょう。武州養蜂園では使いやすいスタンドボトル型のはちみつも取り揃えていますので、ぜひご活用ください。