2022/02/16
マヌカハニーに興味はあるけれど、食べ方がよくわからないという方も多いです。体内の悪玉菌を殺し、免疫力を上げることで知られるマヌカハニーは、今注目の食品です。そこで、マヌカハニーの食べ方をまとめました。
目次
マヌカハニーは、マヌカ(ギョリュウバイ)と呼ばれる花から採られるはちみつです。マヌカはニュージーランドによくみられる植物で、マヌカハニーの産地もニュージーランドが中心です。
偽物の流通を防ぐため、ニュージーランド政府の厳しい検査を通過したものだけが、「マヌカハニー」と名乗ることができます。
通常のはちみつとの違いは、強力な殺菌作用があるということです。これは、メチルグリオキサール(MGO)と呼ばれる成分が含まれることが理由です。そのためオセアニアでは、古くから風邪の予防・治療などに使われてきました。
マヌカハニーの品質を表す国際基準としては、メチルグリオキサールがマヌカハニー1kgにどれだけ含まれるか示した値がMGO、消毒液のフェノール溶液と比較した値がUMFと、2種類が設けられています。
マヌカハニーに関する詳しい説明は、こちらの記事にも書かれているので、参考にしてください。
MGOやUMFのグレードが多岐にわたることもあり、マヌカハニーの選び方がわからないという声も聞かれます。そのような場合は、マヌカハニーの使い方に応じて選ぶのがおすすめです。
より健康を意識した日常の調味料として使いたいという場合は、特にグレードにこだわる必要はありません。逆にMGOやUMFのグレードが高いと、薬味が増すので、注意が必要です。
食べるというよりは、傷を治す、殺菌消毒に使うという場合には、少なくともMGO250またはUMF10以上のグレードを選びましょう。
また、近年マヌカハニーと名乗る偽のはちみつが急増していて、安いからと購入してしまうケースが後を絶ちません。本物には、MGOやUMFの分析証明書が付けられているため、この証明書があれば本物と言えます。
偽物を購入することを防ぐためにも、信頼できるマヌカハニーまたははちみつ専門店がおすすめです。武州養蜂園で取り扱っているマヌカハニーは、もちろん本物です。ぜひ安心してお買い求めください。
健康な生活を送るためにおすすめのマヌカハニーですが、食べ方には少し注意が必要です。マヌカハニーの注意点と食べ方のポイントを見ていきましょう。
マヌカハニーは、はちみつの一種なので、ボツリヌス菌が含まれていることがあります。1歳未満の子供の場合、このボツリヌス菌を体外に排出できず、乳児ボツリヌス症を発症するケースがありますので、食べさせないでください。
なお、マヌカハニーを加熱しても、このボツリヌス菌が死滅することはありませんので、注意してください。
他の注意点として、金属スプーンはNGという記述が見られることがありますが、長期間マヌカハニーの瓶にスプーンを入れたままにしない限りは特に問題ありません。
ピロリ菌を殺すほど殺菌力が高いと言われるマヌカハニーの力を最大限に生かすには、腸内細菌に直接働きかけるのがおすすめです。胃腸内に広くいきわたるように、空腹時や寝る前にそのままティースプーン一杯程度食べましょう。
ただし、大量に摂取すると糖分の摂り過ぎで健康を害する可能性もあるため、少しずつを毎日の習慣とするのが良いと言われています。料理などに積極的に取り入れていきましょう。
加熱するとせっかくの殺菌作用が失われてしまうのではと考える方もいますが、マヌカハニーに含まれるメチルグリオキサールは熱に強いため、料理などで加熱しても問題ありません。
喉の痛みを感じる場合には、紅茶やお湯にティースプーン1杯程度を溶かして飲むと良いと言われています。
マヌカハニーは、砂糖と比較して甘みが強い割にカロリーが低いため、日々のお料理に大変おすすめの調味料になります。はちみつを使った料理と同様に、様々な場面で活躍します。
ヘルシーな生野菜にかけていただくドレッシングなら、手軽にマヌカハニーを摂取することができます。すべての材料を混ぜ、10分程度なじませたら完成です。
朝食にもデザートにもおすすめのマヌカハニーを使った飲み物です。ミキサーで混ぜるだけなので簡単。牛乳が苦手な方は、豆乳でも美味しいです。
いつものお料理にマヌカハニーを加えてみるのもおすすめです。ナスを縦に二つに切り分け、表面にマヌカハニー入りみそを塗って焼くだけです。
マヌカハニーは健康に良いからと、大量に食べるのはおすすめできません。また、気が向いたときに食べるという方法では、身体の変化を感じることはできないでしょう。
毎日少しずつ食べる方法で習慣化することで、効果を感じることができるでしょう。毎日の生活をすこやかに送りたいですね。